NetAdvance設立の背景
「知識の時代」の要請に応えるために、小学館はネットアドバンスを設立しました。
今世紀は「知識の時代」といわれています。
多様で変化が激しい社会を豊かに行き抜くために、本物の知識と、それを使いこなす能力が求められています。老若男女あらゆる人々が「知識を駆使して生きるナレッジピープル」であることを潜在的・顕在的に志向しはじめています。
ナレッジピープルは情報技術やネットワークの力を日常の生活の中で駆使します。彼/彼女らは、自分が属する「ネットワーク」において、知識が適切な形で随意にサービスされることを強く望むでしょう。知識の時代は「ネットワークの時代」でもあるのです。知識と言う人類の財産を、時代に適応した形に再生させる必要があります。
- 時代を見据えた企業は、知識を軸とした経営/創造活動を真剣に推進するようになっている。
- 知識を摂取・創造・交換しながら働く「ナレッジワーカー」が世界的に増加、主流化している。
- 家庭・学校・地域コミュニティ・企業組織で、図書館など知識サービスへの関心が高まっている。
- 最前線で働き続ける、あるいは長い人生を豊かに過ごすために「生涯学び続ける」という概念が浸透しつつある。
- 知識更新、スキルアップ、資格取得、カルチャーなど成人学習が拡大している。
- 新たな教育像:知識への主体的欲求や、知識を集め、使いこなす能力を高める方法が求められている。
本物の「知識の時代」を迎えるために。
インターネットという無尽蔵の情報源を得て、人はあらゆる知識を即座に得られるようになりました。しかし、こんな問題も。- 検索エンジンが提示する情報量が増えるほど、実際にはノイズ(無駄な情報)が多くなる。
- ビジネス/アカデミックの世界では知識の信頼性、知識活用における知的所有権クリアが大きな問題となっている。
- 高品質な知識を確保する「正当な手段」が求められている。
- 古典の軽視。しかしながら、復刻された古典が一般の注目を集めていることも事実。知識人の間では古典に還ることで新たな道を見出すという動きが盛んになっている。
- 「情報や知識は無料(そうあるべきだ)」と考え、自ら知識共有の機会を狭めている人が依然として多い。
また、知識を供給する側からのコンタクトが、知識時代における重要なファクターとなっていることも見逃せません。
- インターネット検索では知の大系を俯瞰しにくい。個々の知識の位置づけを判定する作業が困難となる。
- 知の集大成と呼ぶべき知識資産の多くは、形態を問わず入手・活用が難しくなっている。多様な分野で編まれた膨大な事典・辞書群のほとんどは今日のネットワーク環境から切り離された存在。
- 知識の蓄積は膨大になるほど活用しにくくなる。
- 世界中でほとんどの百科事典事業が終了してしまったという現状。
- 得られる情報はいつ消滅するかわからない。多くの場合、適切な更新・修正が継続されない。
今世紀は知識の維持を真剣に考えるべき時代となりました。
知識への潜在的需要が高まっている今だからこそ、本物の知識を「知識の時代」に相応しい形で再生・流通させることが急務といえるでしょう。新しい時代へ。本物の「知識の時代」を迎えるために、できること。
こうした時代認識の下にネットアドバンスは生まれました。