要約:
国立大学図書館協会学術情報委員会のデジタルコンテンツ・プロジェクト第2次中間報告書が6月に公開されました。「電子図書館機能の高次化に向けて−学術情報デジタル化時代の大学図書館の取り組み−」と題された、報告書(43ページ)で、ジャパンナレッジが高く評価されています。「第2章 電子Bookについて」のなかで、「JapanKnowledgeの導入事例」という見出しを設けて、以下のように説明しています。
「JapanKnowledgeは、既に130以上の大学図書館で導入しており(2006年1月時点)、特段導入上の問題点はないものと思われる。公共図書館や学校図書館などでも導入している事例はあるが、多くは図書館職員の利用に限定しているようである。
豊富な日本語コンテンツを収録するサイトとして、JapanKnowledgeは大学生の学習上、非常に有益なものとなっている。
同志社大学では、年1回学生向けにJapanKnowledgeのガイダンスを開催している。法政大学や宮崎大学などでも、図書館ガイダンスのなかでJapanKnowledge紹介を行っている。東北大学では、全学教育科目「大学生のための情報探索術」の中の実習で取り上げ、1年次の学生が学習の中で百科事典を正しく活用できるような教育を行っている。
学生が主体的な学習を行うためには、百科事典などの信頼性が高く有用な情報資源を活用できるような知識と技術を身につける必要がある。そのためには、サーチエンジンから無料利用できるウェブサイトだけでは不十分であり、図書館が提供する信頼性の高い出版物を利用するような利用者教育が求められる。
またJapanKnowledgeでは、「東洋文庫」の本文データを検索・閲覧することができる。これは学習のみならず研究にも大いに活用できるコンテンツであり、学内利用者にその有効性を広報することが必要である。「東洋文庫」の全文検索機能により、東洋や日本の古典から歴史や文化の事例・事象を効率的に収集することがはじめて可能になった。これは、研究者のみならず学生や図書館員にとっても極めて強力で有用なものとなっている」
「電子図書館機能の高次化にむけて:2」(副題:学術情報デジタル化時代の大学図書館の取り組み, 国立大学図書館協会 学術情報委員会 デジタルコンテンツ・プロジェクト第2次中間報告書より)
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