プレパンデミックワクチン
世界的な流行を始める前の新型インフルエンザに対するワクチン。新型インフルエンザは、これまでのように人間から人間に感染するのではなく、鳥インフルエンザが突然変異を起こして人間に感染するもの。鳥から人に対して強い感染力を示すのみならず、人から人に対しても強い感染力をもつインフルエンザウイルスが出現するかもしれないといわれている。その大流行が始まる前に、鳥インフルエンザにかかったニワトリや人から採取したウイルスをもとにワクチンを作り、それを流行前や初期に注射して抗体を作るのである。そうすることによって、大流行したときに感染しても重症にならないように予防するための手段である。厚生労働省はとりあえず医師や空港にいる検疫官ら約6400人を募って、2008年中に接種を始めることにしている。その人たちにおける効果の持続性や副作用の有無などについての臨床研究を行い、問題がなければ09年から1000万人に、さらには希望者全員に広げていくことにしている。
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[サイエンス&テクノロジー]
©Hazime Kamei
2008年06月30日
