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[1954年4月― ]
兵庫県出身。12歳から教会のオルガニストを務める。1977年、東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業。79年、同大学大学院音楽研究科(オルガン専攻)修了。大学在学時に作曲を矢代秋雄に、大学院在学時にはオルガンを広野嗣雄に師事。また、鍋島元子が主宰する古楽研究会でチェンバロを習得した。大学院修了後、アムステルダム・スウェーリンク音楽院に進み、チェンバロをトン・コープマンに、オルガンをピート・ケーに学ぶ。81年、同音楽院チェンバロ科を、83年には同オルガン科を、いずれもソリスト資格を得て卒業。同音楽院在学中、ブリュージュ音楽祭国際チェンバロ・コンクール(通奏低音部門)で2位入賞(80年、1位はなし)、同オルガン・コンクールで3位入賞(82年)を果たした。83年に帰国した後は、オルガン・チェンバロ奏者として活動している。
1990年、オリジナル楽器アンサンブルと合唱団による「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」を結成。音楽監督・指揮者として活動を開始した。92年には『J.S.バッハ:教会カンタータ全曲シリーズ』の連続演奏会をスタート。95年からは同シリーズの録音も行っている。さらにアメリカ公演、ヨーロッパ公演(5か国10都市、いずれも2006年)、ヨーロッパ教会音楽祭、アンスバッハ・バッハ週間(いずれもドイツ、07年)、「BBCプロムス」への出演(イギリス、07年)、ヨーロッパ・ツアー(7か国11都市、08年)、カナリア諸島音楽祭での公演(09年)など、BCJを率いての海外公演も積極的に展開している。
2009年までにスウェーデンのBIS社から70点を超えるCDをリリース。とくに『J.S.バッハ:教会カンタータシリーズ』は、教会カンタータを全曲録音した数少ない企画として世界的にも注目された。また、オルガン・チェンバロ奏者としても『バッハ:オルガン名曲集』、『バッハ:チェンバロ作品全曲シリーズ』など、多数の楽曲を録音・発表している。モービル音楽賞(洋楽部門、1999年)、第23回井植文化賞(文化芸術部門、99年)、第24回音楽之友社賞(2000年)、第42回毎日芸術賞(01年)、第43回レコード・アカデミー賞(カンタータ、05年)、第45回レコード・アカデミー賞大賞銀賞(ミサ曲ロ短調、07年)など、音楽関連の多くの賞を受賞。09年には、芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれた。
東京芸術大学教授(2004年〜)や神戸松蔭女子学院大学客員教授(08年〜)を務めるなど、後進の教育にも力を注ぐ。BCJのメンバーで、チェロ奏者・指揮者として活躍する鈴木秀美は実弟。
関連サイト:
[渡辺裕子]
[カルチャー&エンタテインメント]
[2009年4月30日配信]
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